FC2ブログ

スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



RankingBanner ランキング参加中です。このブログを世に広めてもよいと感じた方、是非クリックをお願い致します。

真空中でガムテープをはがすときは注意しましょう

  • 2008/10/25(土) 17:21:01

久しぶりに何も行事の入らない週末を迎えて気でも抜けたのか,木曜の授業が終わり,キャンパスでの仕事を手早く済ませて夕方に帰宅後から,翌金曜の夕方まで延々と寝続けてしまった.
たまには悪くないかと思いつつも,起きてから3時間程活動したところ早くも眠気が襲って来た.これってやっぱり寝不足って事なんでしょうか.
さておき,たまには物理専攻らしく,身近な科学の話でもしたいと思います.
まずはnature.comよりこちらのビデオを.
http://www.nature.com/nature/videoarchive/x-rays/
UCLAです.どこにでもある粘着テープを約5cm/secの速度で引き出す画期的な機械を開発している,わけではなく,真空中で同様の事を行うと,X線が発生するのを確認したとのこと.
もう少し詳しく書きますと,この手の粘着テープを暗闇ではがすと発光が確認できる,摩擦ルミネセンスの実験についてはよく知られていますが,今回はその摩擦ルミネセンスにより放出されるエネルギーの範囲がX線領域にまで及んでいる事を突き止めたらしいです.
可視光線はだいたい400nm-750nm程度の波長を持ちますが,比べてX線は1pm-10nmとケタ違いに小さな波長を持つ放射線です.日頃生活で意識するであろうX線と言えばアレです,レントゲン写真に使われるヤツです.
ビデオの終わりにかけて研究者の一人が,"この規模では最も安上がりなX線生成法だ"と言っていますが,正にそのとおりでしょう.最も,真空を作るためのポンプの購入費用を無視すればの話ですが.
摩擦ルミネセンスという言葉はあまり聞き慣れないかも知れませんが,実は意外と簡単に見る事が出来ます.前述のように暗闇で粘着テープをはがす他に,暗闇で結晶,例えば氷砂糖などをハンマー等で叩き割るなどしても発光が観測できるようです.
しかしただの粘着テープからX線とは,科学というのはほんとに目の着けどころ次第だなと思うところです.



RankingBanner ランキング参加中です。このブログを世に広めてもよいと感じた方、是非クリックをお願い致します。
スポンサーサイト

Bondfire, not Bonfire

  • 2008/10/23(木) 17:45:13

_IGP7947.jpg_IGP7927.jpg_IGP8060.jpg_IGP7973.jpg_IGP8032.jpg
先週末の事,AGSのイベントとして,ビーチBonfireならぬBondfireをしてきました.とどのつまり,皆でもっと仲良くなりましょうよ,という事で.場所はBolsa Chica State Beachです.LAからずーっと南に下ったところにあるビーチ群の一つです.週末はこのようにBonfireを楽しむ団体客で賑わいます.
メンバーの一人が午前中から場所取りをして,公式には午後4時にスタート,結局駐車場のゲートが閉まる夜の10時になるまで,6時間もビーチで談笑してました.
しかし焚き火の火というのは面白い被写体です.得に露出時間によって全く異なる姿を見せるところに惹かれます.一方でこういう写真を撮りながら,頭の中に自動的に浮かんでくる事と言えば,燃焼時に発光する理屈や,化学反応式,暖房時には乾燥した木材ではなく炭を使う理由,エントロピー,時間の経過に伴う海面と陸地の温度差変化に伴う風向きの変化みたいな事ばっかりなのは物理専攻の性でしょうか.



RankingBanner ランキング参加中です。このブログを世に広めてもよいと感じた方、是非クリックをお願い致します。

座って下さい

  • 2008/10/22(水) 14:35:26

_IGP7687.jpg_IGP7660.jpg_IGP7674.jpg
先日,とある講演を聞きに行く為に,Engineering and Physics Club (EPC)のメンバーとCaltech(California Institute of Technology: カリフォルニア工科大学)まで移動中の事,カリフォルニア大学系列の大学へトランスファーする際に履修する必要のある外国語の話をしていたら,メンバーの一人が突然「俺一つだけ日本語の表現知ってるぜ」,と.

「Please sit downは日本語でサラッテクダサイだよね.」

そうなんです.英語と同じ要領の巻き舌で,座って下さい,と発音するとそう聞こえてしまうんです.サラッテクダサイの意味を話したら皆大ウケ.
では試しにと,一般的な日本語の発音で「座って下さい」と「さらって下さい」と比較のために言ってみたところ,とても似ている,との感想を得ました.
なるほど,全くもってアメリカ英語ってのはリズムが支配しているのだなと,改めて思った出来事でした.
写真はそのCaltechより.いやはや,美しいキャンパスでした.



RankingBanner ランキング参加中です。このブログを世に広めてもよいと感じた方、是非クリックをお願い致します。

書くネタは選んだ方が良い

  • 2008/10/17(金) 18:23:02

前回のエントリーで時喰いなんて書いてしまったからでしょうか.あれ以来時間がどんどん何かに喰われているように飛んでいきまして,ようやく一息ついたところです.忙しいのには慣れているつもりでしたが,上には上があるようで,恐れ入りました,という感じです.詳細に書くとあまりにも不健康なので,残念ながらここでは割愛させていただきます.
冗談はさておき,久しぶりのエントリーは僕の行っているCypress College写真をいくつか載せたいと思います.
_IGP6265.jpg_IGP6263.jpg

左は最近完成した新しいStudent Centerです.と言っても,一階にあるAdmissionとBursar's Office,それとCafeteria以外はさっぱり縁が無いので,どこがどうStudent Centerなのかよくわかりません.実際,Student Governmentなども,これの背後にあるStudent Activity Centerに入っていたりしますし.
おまけにそのCafeteriaが問題で,昼時はいつも混雑していて,限られた時間でまともな食事を取れる環境では無く,もっぱらレジに並ぶだけで手に入るチップス類で凌ぐのが現状です.食事処において一番重要な食べ物のクオリティに関しては,アメリカンクオリティを地で行っている,とだけ申し上げておきます.他のキャンパスのCafeteriaを見る度に羨ましく見えてしまうのは何故だろう.
同じくこのビルディングの右隣に出来た新しいBook Storeは,最も混雑するセメスターの始めには仮設だった以前にも増して劣悪な行列を作るようになってしまったりと,財政難のカリフォルニアの金の使い道にやや疑問を覚えたり覚えなかったり.
中央の塔はよくわかりません.というのも,僕がここへ来て依頼,ずーっとこの塔の周囲の建物が工事中で,それに伴ってか塔自体も何の役割も果たしてこなかったからです.むしろ,キャンパスのど真ん中が通行禁止の状態で常に回り道を迫られとても不便な状態だったので,個人的には障害物の象徴だったのですが,タブン何か大事なモノです.タブン.
右の写真はかつてのLibrary,今はCollege Complexという名の言わばとりあえずいろいろ詰め込むための,また上層階はお偉いさんの為のBuildingです.本当にいろいろと詰め込まれます.今セメスターからはEnglish関係のBuildingが工事に入ったので,それ系のクラスが詰め込まれています.エレベータがあまりにも遅い,あるいは修理中,または落ちるんじゃないかと恐怖を覚える程の振動と騒音を起こす事があるので,4階のクラスルームまではしばしば階段で行くことになったりするのはご愛嬌.
_IGP7616.jpg_IGP7620.jpg_IGP7628.jpg
さてお次ぎはLibraryです.Science系のBuildingに次いでよくお世話になります.ただ問題は,館内における無線LANの入りがとにかく悪いという事.今時ネットは文献を探すのにも大変便利な代物です.そもそもこのLibrary自体が目録をネットで検索出来るように構築されていますが,館内でそのネット利用に制限があるのでは,利便性半減です.更に,最近のカリフォルニアの財政危機の煽りを受けて,Libraryの重要な機能の一つであるTutor(クラス外で個人指導を行う人の事)が根こそぎ居なくなってしまい,明らかにキャンパスの質を落としています.
以前から友人から数学や物理に関して質問を受ける事はよくありましたが,今ではInstructor's Officeの前で仕事をしていると,Tutorが居ないからと見ず知らずの通りすがりの学生から質問が飛んでくる始末.もちろん,質問には可能な限り正確に答えます.しかし問題の根本は,そういう状況にあるにも関わらず,同時に学生の雇用にも厳しい制限がかかっており,また学生主体によるボランティアなどで状況の改善を図る,またはそれを積極的に支援するようなシステムが存在しない事にあります.とは言え,わずか2年足らずで居なくなる(得にTutorとなり得そうな優秀な学生程早く4年大へTransferするもの)学生を主体として,学生のサポートシステムを作るのも難しいと言えば難しいのですが.
最後の二枚は日が暮れてからのキャンパスより.これはキャンパスの中央にある障害物,もとい池の噴水から.写真というやつは撮り方次第だと,つくづく思うわけです.この写真には綺麗な噴水が写っているように見えますが,実はこの池の水は,明らかに意図的に青く着色してあります.一度,着色されていない状態の池を見ましたが,あまりの沈殿物の多さと汚さに,唖然としてしまいました.なるほど,これは色を着けて透明度を下げずにはいられないな,と.
全てをコンクリートで固めて出来た池を作って,青色塗料で塗り,更に水を青色に着色して綺麗に見せるあたりがアメリカ的だよなぁ,と見る度に思ってしまいます.カリフォルニアの水事情から,なるべく同じ水を長く使いたいという理由もあるのでしょうけれども,日本で見るような透き通った水との差,またはその美的感覚に感じ入るところがある次第です.最後の一枚にはややその人工的な水の質感が現れていますが,どうにもプラスチックみたいなんですよね.
こうしていろいろと書いてみると,このラフさ加減がこの地を象徴しているなと思いつつも,これだけの施設でプロによる教育をわずか1単位当たり$20で受けられるというのは,日本には比較するものが無いのは残念だなと思う事しきりです.僕は日本人相手にアメリカのCommunity Collegeを説明する時に,高校から大学レベルの授業を受けられる公民館という表現を用いますが,誰でも入れて,この資本主義の国においてこの値段でこの教育というのは素晴らしいです.
もし日本にこのような施設が普及していたら,果たして僕はそこに行っただろうか,なんてことをふと考えた次第です.



RankingBanner ランキング参加中です。このブログを世に広めてもよいと感じた方、是非クリックをお願い致します。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。