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IELTSのWritingを一ヶ月で1.0上げる方法

  • 2011/06/29(水) 23:58:54

なんてまた無茶なタイトルを付けてしまったんでしょうアルバートさん.
IETLSというのはイギリスに留学する際に必要となる英語のテストの事ですが,ビザ申請などもからんで,これの最低要求水準が今年になり割と高くなったので,苦労されている方も多いのではと思います.
さておき,タイトル通りですが,そのテストのうち,Writingセクションのスコアを1.0上げるにはどんな方法があるのでしょうか.
僕の出した答えは簡単で,書いて書いて書きまくる,です.
身も蓋も無いじゃないかと言われればそうなんですが,とあるお方のIELTSをプライベートで見る機会がありまして,その際に僕が取ったのがこの方法なんです.
そして実際にひと月でWritingのスコアが1.0上がりました.
もちろん,最初からただ闇雲に書いていた訳ではありません.
これがもし,語彙の問題でしたら,ひと月では難しいと答えたかもしれません.
しかしWritingならば,ひと月で1.0伸ばす方法があると見たのが事の始まり.
方法は自分自身がIELTSを研究する事を始めとして,本当に考えうる限りの事をいろいろと試しました.
技術をある程度の速度で伸ばそうと思った場合,最適な方法は常に流動的で,それをいかに柔軟に取り入れて適用していくかというのが僕の仕事であったように思います.
ただそれらが最初から成功するという根拠はどこにあったかというと,やはり開始時点での受験者本人のやる気や志だったと思うんです.
言ってしまえば僕はただ,見られるだけの面倒を見ていただけで,やはり階段は本人が駆け上がって行くもの.
その心意気が有るか無いかの差は大きいのかな,と思いながらでした.
当然Writingスキルが上がった事によるスコア上昇ですので,ひと月前と今では書く能力が格段に向上しています.
留学に必要なテストはパスする事に意味があるのではなく,パス出来る事に意味があると考えるので,これは教え手としては嬉しい限りの結果です.
自分が留学する訳ではありませんが,思わず小躍りしたくなる程嬉しくて,ついつい記事にしてしまいましたアルバートさんでした.



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誤算

  • 2009/01/04(日) 16:12:05

12日に始まる次セメスターに向かって徐々に日程表を埋めていく.
今度がCypress Collegeでの最後のセメスターになる事は確実だったので,昨年末に久しぶりにカウンセラーと話して,取りこぼしの無いようにスケジュールを組む.結果4クラス13 unitsと今までに比べれば幾分か大人しいものに.一方で最後のセメスターは留学生でも12 units取る必要は無いのだけれども,College 2年半目のスケジュールなのに結局Full time student扱いになる12 unitsは超えてしまった.
今セメスターまでの2年間で修めたのは92 units.これに13を足すと105となる.数字を見た瞬間に思わず,苦笑い.留学前の下調べや,留学してからCollegeで受けた説明会などで理解していた数字と文字通りケタが違う.
一般にCollegeの卒業資格は60 units修めれば取れる.計算上は1セメスターに4クラス取っていけば,2年で難なくこなせるレベル.しかし,これにトランスファーが加わると途端に事情が変わる.
トランスファーのシステムは州によって違うので,あくまでカリフォルニアトランスファーシステムに沿った話だけれども,105 unitsも修めるハメになってしまったのは,そのトランスファーの必要条件を満たすため.これは結構な誤算.どこの大学にトランスファーしようとも,こんな単位数まず認められるとは思えないので,現時点でかなりの無駄が生じている事になる.
また,上に60と書いたCollegeの卒業資格というのも実はいくつか種類がある.具体的には3種類.1つは一般的な卒業資格で,これは60 units修めれば取れる.もう1つはメジャーの名を冠した卒業資格で,これはCollegeによって定められたメジャーのクラスを取った上で,60 unitsを修めればよい.最後の1つがトランスファー卒業資格で,これには60 unitsの条項は当てはまらない.代わりにIGETCという,カリフォルニアの大学が主に用いているトランスファーのための必要条件があるのだけれども,それを満たす事でこの卒業資格は得られる.
そしてここにもう一つカラクリがある.IGETCはあくまで一般教養をカバーするものなので,それにプラスしてそれぞれの大学のメジャーのデパートメントによって定められた異なる条件を満たさなければならない.僕のメジャーは物理だけれども,専攻分野だけでも取らなければならないクラスの単位数が多い.更に,留学生は一般的にnon-native向けの語学コースを余分に取る事になる.従って自然とunit数は膨れ上がる.
カウンセラー曰く,留学生は一般的に時間がかかるんだけどね,と.なるほど,確かにこれでは時間がかからないハズが無い.



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書くネタは選んだ方が良い

  • 2008/10/17(金) 18:23:02

前回のエントリーで時喰いなんて書いてしまったからでしょうか.あれ以来時間がどんどん何かに喰われているように飛んでいきまして,ようやく一息ついたところです.忙しいのには慣れているつもりでしたが,上には上があるようで,恐れ入りました,という感じです.詳細に書くとあまりにも不健康なので,残念ながらここでは割愛させていただきます.
冗談はさておき,久しぶりのエントリーは僕の行っているCypress College写真をいくつか載せたいと思います.
_IGP6265.jpg_IGP6263.jpg

左は最近完成した新しいStudent Centerです.と言っても,一階にあるAdmissionとBursar's Office,それとCafeteria以外はさっぱり縁が無いので,どこがどうStudent Centerなのかよくわかりません.実際,Student Governmentなども,これの背後にあるStudent Activity Centerに入っていたりしますし.
おまけにそのCafeteriaが問題で,昼時はいつも混雑していて,限られた時間でまともな食事を取れる環境では無く,もっぱらレジに並ぶだけで手に入るチップス類で凌ぐのが現状です.食事処において一番重要な食べ物のクオリティに関しては,アメリカンクオリティを地で行っている,とだけ申し上げておきます.他のキャンパスのCafeteriaを見る度に羨ましく見えてしまうのは何故だろう.
同じくこのビルディングの右隣に出来た新しいBook Storeは,最も混雑するセメスターの始めには仮設だった以前にも増して劣悪な行列を作るようになってしまったりと,財政難のカリフォルニアの金の使い道にやや疑問を覚えたり覚えなかったり.
中央の塔はよくわかりません.というのも,僕がここへ来て依頼,ずーっとこの塔の周囲の建物が工事中で,それに伴ってか塔自体も何の役割も果たしてこなかったからです.むしろ,キャンパスのど真ん中が通行禁止の状態で常に回り道を迫られとても不便な状態だったので,個人的には障害物の象徴だったのですが,タブン何か大事なモノです.タブン.
右の写真はかつてのLibrary,今はCollege Complexという名の言わばとりあえずいろいろ詰め込むための,また上層階はお偉いさんの為のBuildingです.本当にいろいろと詰め込まれます.今セメスターからはEnglish関係のBuildingが工事に入ったので,それ系のクラスが詰め込まれています.エレベータがあまりにも遅い,あるいは修理中,または落ちるんじゃないかと恐怖を覚える程の振動と騒音を起こす事があるので,4階のクラスルームまではしばしば階段で行くことになったりするのはご愛嬌.
_IGP7616.jpg_IGP7620.jpg_IGP7628.jpg
さてお次ぎはLibraryです.Science系のBuildingに次いでよくお世話になります.ただ問題は,館内における無線LANの入りがとにかく悪いという事.今時ネットは文献を探すのにも大変便利な代物です.そもそもこのLibrary自体が目録をネットで検索出来るように構築されていますが,館内でそのネット利用に制限があるのでは,利便性半減です.更に,最近のカリフォルニアの財政危機の煽りを受けて,Libraryの重要な機能の一つであるTutor(クラス外で個人指導を行う人の事)が根こそぎ居なくなってしまい,明らかにキャンパスの質を落としています.
以前から友人から数学や物理に関して質問を受ける事はよくありましたが,今ではInstructor's Officeの前で仕事をしていると,Tutorが居ないからと見ず知らずの通りすがりの学生から質問が飛んでくる始末.もちろん,質問には可能な限り正確に答えます.しかし問題の根本は,そういう状況にあるにも関わらず,同時に学生の雇用にも厳しい制限がかかっており,また学生主体によるボランティアなどで状況の改善を図る,またはそれを積極的に支援するようなシステムが存在しない事にあります.とは言え,わずか2年足らずで居なくなる(得にTutorとなり得そうな優秀な学生程早く4年大へTransferするもの)学生を主体として,学生のサポートシステムを作るのも難しいと言えば難しいのですが.
最後の二枚は日が暮れてからのキャンパスより.これはキャンパスの中央にある障害物,もとい池の噴水から.写真というやつは撮り方次第だと,つくづく思うわけです.この写真には綺麗な噴水が写っているように見えますが,実はこの池の水は,明らかに意図的に青く着色してあります.一度,着色されていない状態の池を見ましたが,あまりの沈殿物の多さと汚さに,唖然としてしまいました.なるほど,これは色を着けて透明度を下げずにはいられないな,と.
全てをコンクリートで固めて出来た池を作って,青色塗料で塗り,更に水を青色に着色して綺麗に見せるあたりがアメリカ的だよなぁ,と見る度に思ってしまいます.カリフォルニアの水事情から,なるべく同じ水を長く使いたいという理由もあるのでしょうけれども,日本で見るような透き通った水との差,またはその美的感覚に感じ入るところがある次第です.最後の一枚にはややその人工的な水の質感が現れていますが,どうにもプラスチックみたいなんですよね.
こうしていろいろと書いてみると,このラフさ加減がこの地を象徴しているなと思いつつも,これだけの施設でプロによる教育をわずか1単位当たり$20で受けられるというのは,日本には比較するものが無いのは残念だなと思う事しきりです.僕は日本人相手にアメリカのCommunity Collegeを説明する時に,高校から大学レベルの授業を受けられる公民館という表現を用いますが,誰でも入れて,この資本主義の国においてこの値段でこの教育というのは素晴らしいです.
もし日本にこのような施設が普及していたら,果たして僕はそこに行っただろうか,なんてことをふと考えた次第です.



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何が評価されるのか

  • 2008/05/12(月) 07:11:02

アメリカCollegeでは,一体学生の何を評価しているのでしょう.正直なところ,昨日のエントリーでも書いたように,Collegeで良い成績を取るのはさして難しい事ではありません.具体的にはアメリカでの成績評価システムはGrade Point Average (GPA)というものが用いられていて,例えば,あるクラスで90%以上を取れればAとなり1Unitあたり4.0ポイント,以下80%以上ならBで3.0ポイント,70%以上ならCで2.0ポイントといった具合に数値を加算していき,それをトータルのUnit数で割ったものがGPAになります.Collegeによっては更にA+やB-など細かく分かれる場合もしばしばあります.しかし実際のところ,GPA3.5以上,即ち平均80-90点以上を維持している学生を捜す事はさして難しい事ではないのです.従って,ある一定レベル以上になると,このGPAの果たす役割というのは果てしなく微妙なものになります.強いて言うなら,完璧な4.0GPAかそうではないか,程度の差しか付きません.特に4年大へTransferする学生間では競争がより激しい事もあり,成績は良くて当然,というわけです.
では,成績が良くて当然であるのなら,Transferを目指す場合そこから更に何かを伸ばさなければなりません.そしてその方法は,ある程度セオリーはあるものの個人で見つけ出し,実行していかなければなりません.自分をより,他より目立つ存在に仕立て上げる方法,と言った方がわかりやすいかもしれません.例を挙げると,クラブ活動,Student Governmentへの貢献,キャンパス内での仕事,ボランティア,地域社会への貢献,奨学金の受賞,各種学会での活躍,などが挙げられます.このうちで留学生にとって最も易しいのがクラブ活動でしょう.門戸が広く,一般的にそのキャンパスの学生であればすんなり入れるケースが多いはずですし,さしてアメリカの事情に詳しくないであろう留学生でも,クラブを選べばそれを心配するどころか,逆にクラブ活動から経験を得て,その他のエリアへと活躍の場を広げていく事が出来ます.
またクラブによっては,他のCollegeとの繋がりがあったり,大きいものでは州規模のものも存在します.当然,そのような場において何かしら特別な職に就いたり,表彰されたりする事は,自分の履歴にとってかなりのプラスになるわけです.
ぱっと見,留学生には敷居が高そうに思えますが,意外にも奨学金以外はキャンパスをふらふらしていれば,特に地域との関係が前提であるCommunity Collegeの場合,いろいろな機会をすんなりと見つける事ができます.また学会等は留学生だろうがアメリカに居ようが海外に居ようが何だろうが関係無いですし.特に学生向けの学会は,奨学金をオファーしている事も多く,高い学費を払う割には奨学金を得る機会がとんでもなく少ない留学生にはメリットしか思い浮かばない程の存在でしょう.
さてその奨学金ですが,正直,Collegeレベルだと留学生でまとまった奨学金を得るのはほぼ不可能です.ちょっと調べてみるとわかりますが,一般的に手に入りやすい奨学金の殆どはResidentsである事が応募条件である場合が多いのです.というのも,それらの殆どは税金によって運営されているからで,まともに税金払ってない留学生には受け取る資格はありません,ということです.しかし,全く奨学金を得る手段が無い訳ではありません.先に挙げた学会や,またキャンパスでもクラブが独自にオファーしているものは,学生であれば応募可能な場合が多く,更に,Student Governmentが独自に提供しているものも,調べてみる価値があります.
先日,カンファレンスにてあるセミナーの講師が言っていました.たった1-2ページのエッセイで数百ドルもらえる上に履歴書に書けるのだから,応募出来るものには全て応募するべきだ,と.ほんの少しの金だからと,馬鹿にして全て逃し続けていたら結局は何も得ないが,少しの金額全てに当たり続ける方が,実は一度に大金に当たるよりもずっと楽で,金額的にはそれでも十分である.また,自分を推薦し売り込む良い訓練にもなる,と.全くその通りです.学生の本分は学ぶ事であり,働く事ではありません.働いて数百ドル稼ぐのにかかる時間を考えれば,エッセイ一本で同額がもらえるとすれば,学生として言う事なしというわけです.
Collegeの中では流れに身を任せていれば,勝手に卒業出来ますが,一度それから外れようと思った時に,自分の思う通りに動く為に必要なもの.それは自分を魅せ,売り込む技術です.それが人から評価される部分でもあります.いかに自らを演出するか.成績は重要ですが,良くて当然という前提があるのならば,それは単に自分を演出する為のパーツの一つに過ぎません.逆に,裏を返せば,ある程度の成績は演出でカバー可能であるとも言えます.いずれにせよ,重要なのは如何に自分が評価されるかを見抜く事です.



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留学と一言に言っても

  • 2008/05/11(日) 08:05:11

カリフォルニアという場所は,日本から留学するには都合のいい場所であるようで,カレッジによっては日本人だらけ,という場所も実際にあります.Cypress Collegeはあえてそうしない限り,日本人には滅多に会う事がない程に少なく,実際,1万5000人を超える学生の中でわずか20人程度しか居ない模様です.4年制の大学についてはまだ詳しくは知りませんが,日本人以外のケースではUniversity of California Irvineという,理系において全米でも屈指のレベルの大学が中国人だらけで有名だったりします.付け足すと,理系トップのところはどこもインド人や中国人が占めているというのが定説ではあるのですが.とても審査が厳しく,年によってばらつきの多い中国人留学生へのビザ発行数次第で,その年の入学の難易度が変わると言われているほどに.
留学というとどうも国境を隔てているせいか,日本国内で勉学に励むのに比べ,あやふやなイメージが付きまとうように思えます.しかし実際のところは,上に述べたように,確かに学校によって全く異なる環境,レベル,そして当然結果があるわけです.近年,特にアメリカへの留学がどのような形であれ格段にしやすくなった事もあり,ちょっとした英語がわかれば,あとは日本語で生活出来てしまいそうな環境すらあります.
もちろんそれでよしと言う人も多いでしょうし,であるからこのような形態の留学が広まっているわけです.目的によってはそういう道もあるのでしょうが,正直なところ,留学生というのはカリフォルニアにとってはよい金蔓でもあります.何も言わずとも黙って10倍の学費を払い,特に日本人留学生は,日常生活においても羽振りが良く,おまけに用が済んだら出ていくわけですから.実際,留学生の多いCollegeでは,年に二回しか入学の機会が無いセメスター制から,より入学機会が多く,留学生を集めやすいクウォーター制に移った,と噂されるところもあります.平たく言うと,留学生というのは良いビジネスの対象でもある,という事です.
誰が言い出したのかは知りませんが,日本の大学は入るのは難しいが,出るのは容易い.対してアメリカ大学は簡単に入れるが,出るのは難しい.なんて事を良く聞きます.日本の大学については行った事が無いのでどの程度難しいのか知りませんが,センター試験の問題のレベルを見る限りでは,間違いなくアメリカの一般的な大学より高い学力を要求されるでしょう.その点では正しい.しかし,アメリカに来て思う事は,アメリカの大学に対する評価は必ずしもそうではない,という事です.
アメリカの留学を語る時には常に,CollegeとUniversityを分けて考えなければなりません.アメリカは高卒の時点で学力に物凄い差がつくようで,当然,大学側もそれに会わせてピンからキリまで存在します.一般的に公立であるCommunity Collegeというのは,そのほぼ最下層に位置しているものです.そして,大多数の日本人はそこへ留学,あるいはそれ以前の語学学校へ留学するわけです.
こちらの住民がCommunity Collegeえ入学する条件はかなり緩く,一定の年齢(21歳前後であったと思うけれど定かでは無い)を超えているか,高卒の資格を持っているかのどちらかです.あとは1単位あたり2000円程度の学費を払うか,あるいは学校を通して州へ申し立てすればその学費すら免除される事も可能です.とあるInstructorが言っていましたが,このCollegeのシステムというのはアメリカ最大のバーゲンだそうです.まったく,その通りです.
こうしたCommunity Collegeの特徴から読み取れるのが,その存在意義です.僕がしばしばCommunity Collegeの事を公民館だと言うのもここに起因します.原則として誰でも入れるのです.従ってカリキュラムの幅もとても広く,例えば数学を例にとると,四則演算の基礎から教えてくれます.またカリフォルニアは移民が多いという土地柄もあってか,留学生にとっては肝心の英語もとてもとても基礎的なところから始める事すら可能です.
そして卒業のための条件ですが,平均70%以上の成績で規定の単位を満たせば卒業可能なのです.しかもこの70%を満たす条件はとても緩く,成績の悪いクラスは評価が確定する前に,この平均成績への影響を無効化する事ができ,なおかつそのクラスを取り直す事が可能です.さらに言うと,70%というのはとりあえず授業に全部出て,宿題を全部提出した,というレベルです.これで出るのが難しい,という人は居ないでしょう.
留学生に対しては若干要求のレベルが上がり,平均75%程度を要求されます.また,入学の条件も変わり,ある程度の英語の技術を見せる必要があります.建前上は.実際は英語が出来ない方が利の良い語学コースでたくさんお金を落としてくれるので,そのような条件付き入学となるケースが多いようです.特に悲しいかな,日本人留学生はこの語学コースで時間とお金を費やしているのをよく見ます.
では4年制の大学はどうなのかと言いますと,これは大学によっては信じられないほど難しくなるようです.まだ中に入った事は無いのですが,調べる限りではCollegeとは比較にならないでしょう.しかも,入る条件も遥かに厳しく,特に有名校における留学生の競争率は日本国内のそれを遥かに凌いでおり,簡単に入れるどころか入れなくて出られない,と形容するのが相応しい状態です.
以上のように,留学と言えばそれだけでそれなりの意味があった昔と違って,今は誰でもどこにでも留学でき,従って,より各個人のケースに見合うような留学を考えなければ,文字通りアメリカでより多くのお金と時間を費やして日本国内でも出来る経験を積んだ,なんて留学になる可能性すらあります.
こちらでいろいろな日本人留学生を見ていて思います.留学そのものが付加価値にならなくなり,留学に付加価値をつける必要がある時代になった,と.実際,アメリカ国内で学生としてどう評価されるのか,というのも付加価値に寄るところがとても大きいのです.成績は良くて当たり前で,そこからどうやって付加価値を積み上げていくかが次に繋がる鍵なのです.留学を自分の経験に,付加価値にしたければ,それなりの留学をする必要がある,ということです.極端な言い方ですが,アメリカに行って帰るだけなら,日本国内から手続きも支払いも済ませて,後は行き帰りの飛行機に乗って一晩寝ているだけで十分です.それ以外は別に日本と比較して,学ぶ事の質が高い訳でもなく,レベルが高い訳でもなく,英語が使えないと死ぬわけでもないのです.日本でも本当に頑張っている人の仲間に入ろうと思ったら,とんでもない努力が必要なのと同じように,こちらでも怠けようと思えばいくらでも怠けられるし,上を目指せば世界の最高学府を目指せるわけです.
ではなぜ留学するのか,という疑問に対する答えとして,留学自体が留学生に与えるアドバンテージとはいかなるものが考えられるでしょうか.曖昧な答えになりますが,先に述べたようにケースバイケースなのです.極端な話,サーフィンがどうしようもなく好きで,カリフォルニアに留学しにきて,サーフィンでこちらの文化を楽しむだけ楽しんで極める留学と,僕のように国際的に通用する日本人物理学者を目指して勉強するのも,それぞれにアメリカでそうするメリットが見いだせたからです.それだけのお金と時間,人生をかけるメリットが.人生というのは留学をした時点から始まるのではなく,留学をする前から続いているもので,その延長線上にあるのが留学なのですから.各個人における留学の価値はそれをふまえて評価されなければなりません.
僕の場合は学歴の関係で,日本国内で進学するよりもアメリカのCollegeへ入る方が現実的だった事もあり,出国前の判断基準は正直ほぼそれだけだったりもします.実際,ここまで留学している事のメリットを引き出そうと意識するようになったのは,こちらに飛んでから半年を過ぎた頃からです.国を出る前に外国での収穫を予想して,自分の将来像を描くのは大変だと思います.また,実際,その為に必要な情報というのもとても少なく,信頼性も常に疑ってかからなければならない.日本国内での進学情報が日々変わるのと同じ速度で留学の事情も変わっているからです.
はっきり申し上げて,留学に関して客観的に100%確実な常識というのは考えられません.留学を支配するのは常に流動的で,主観的な事情です.情報の確実性は自分の情報収集力と判断力に依存します.また,情報の鮮度は常に重要です.何か欲しい情報がある時は,現地に居る人間に直接問い合わせるのが最善です.可能ならば複数のソースを持つのも常套手段です.しかしこれらの手間を考えても,留学をする前に,これでもかという程に情報収集をし,やりたい事以外の分野も見渡せる程の余裕があれば,留学してからの一助になるのは間違いないと思います.
僕にとって留学を有意義なものにするためのツールは,留学が自分に与える付加価値とは何かという観点から自身の留学を常に評価し続ける事です.このブログを見てくださっている方の中にも留学を考えていらっしゃる方が居ると思いますが,こういう評価方法から留学の方向性を見据えていくのもあるものだな,程度に思っていただければ幸いです.また以上の理由から,フォームやコメントなどでお問い合わせいただければ,答えられる分に関しては,可能な限り留学に関するご質問や,現状等,お答え致しますのでお気軽にお問い合わせください.ふと書き始めたこの長文を最後まで読んでいただきありがとうございます.



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自分に付加価値を

  • 2007/11/18(日) 08:32:37

週末に何か書きますねと宣言しておきながら,見事にすっぽかしましたAlbertです.こうも予定外の予定が入って来る状態なのに,下手な予告などするものではないですね.
さて,些か旧聞になってしまうのですが,10月20日に僕の所属するAlpha Gamma Sigma SocietyのRegional Conferenceがあったので参加してまいりました.土曜日の朝も早くからCampusに集まり,Vanで二手に分かれて車で小一時間程離れたCrafton Hills Collegeへ.
Conferenceではまず全体講演があり,次いでいくつかのGroupに分かれてWorkshopに参加する形式でした.全体講演ではUCB卒の映画監督の方が講師をされていましたが,現状を考え向上心を持ち,時代が何を求めているのかを常に見据えなさいというものでありました.確かに,CollegeStudentsには必要な言葉かもしれません.
Collegeで学生をしていてしばしば感じる事ですが,こちらの学生も環境問題や社会問題に興味があり,積極的に学び,それを活かそうとしているのは残念ながらごく一部の人々に限られているようです.大概は我関せず,あるいは知った事かという態度なのです.このいい加減さはAmericaをここまでの強国にせしめた要因でもあり,逆にいつまでたっても自分勝手な行動をし続ける要因なのだろうかとこちらに来て感じています.もっとも,Californiaを見ただけで決めてしまうのは早とちりもいいところなのですが.
Workshopはと言いますと午前中と午後にそれぞれ分かれていて,といったものからというものまで幅広く,僕はそれらのうちから午前中にConsequential Thinkingと午後にはFour Years Universityへ参加致しました.さすがに一般のCollegeの授業よりもレベルが高く参加している学生もまた素晴らしいもので,中には15歳や16歳で飛び級している学生も居り,ある種注目の的になっていました.
午前中のConsequential Thinkingはまず,Consequential Thinkingとは何かという問いから始まりました.Class全体でのBrain stormingです.Doing something? How? In what way? Do and failure? What is between? Do nothing. 意見の出る頻度が通常のClassの何倍も高くて,内容もずっと面白い.使われている英語もずっと堪能で,自分の今の立場,これから自分が目指して行くものの方向性というものが見えて来る時間でした.やはり,いくら引き出しがあろうとも言語処理にかかる時間でリアルタイムに進行する議論にはまだまだ乗り遅れてしまう.こういった場でも常に議論の流れと方向性を把握出来るぐらいの処理速度が欲しいものです.もっとも今回に限って言えば,それを体験する目的もあったので,それはかなったとも言えるのですが.
さて,Brain stormingに続いてConsequential ThinkingのProcessを議論します.ここでInstructorがリーダー論を入れてきました.このような場に来る君たちは様々な事態をControl出来る能力を持たなければならない,と.そこで仮想のGroupを想定し,いかにしてManagementしていくかSimulateすることで,Consequential ThinkingのProcessを導き出して行く方向を取りました.
さて,どんなCaseにしろ最初にする事は何でしょう?答えは簡単で,Goalを明確にすることです.Goalが明確ではないと,次にする事に既に詰ってしまいます.あるいは後手後手に回ってしまい,効率の良い活動が出来ません.また,Member間の意志統一のためにも明確なGoalの設定は効率的であります.Goalが決まったらConsequential Thinkingの始まりです.これから起こるかもしれない事を予測し,それらに対処し,Goalに近づけるようにManagementしていくわけです.
当然,これから起こりうるであろう事柄は全て予測して方向修正していかなければならないので,事案も全てStudentが提案していきます.Member間の不仲から,意見の互い違い,Goalのブレといったものを想定して,それぞれがどのように対処すれば良いか意見を出し合うDIscussion形式で話が進み,気がつく頃にはあっという間に所要時間を過ぎてしまいました.
確かに,Instructorの言うとおりあの場所に居たStudentsはこれからLeaderを経験する機会が何度もあるでしょう.困難なGroupを抱える事もあるでしょう.そういう学生にリーダー論やManagementを説き,人材として育て上げて行くこの環境は,僕にとっても打ってつけの場所だなと改めて思ったSessionでした.
さてお次ぎは昼食を挟んでの午後の部です.こちらは最初の講演で講師をしていた人がSessionを持っていたので,そちらに参加する事に.SessionのTitleはNegotiating the Four-year University.これもまた僕にはうってつけの内容です.結論から述べますと,Key wordはPoliticです.いい大学に入りたければ今から政治的に戦略的に事を進めて行くべきだという事です.勉強がそこそこ出来るのは誰にでも当てはまる当然の条件です.となるとその他の部分でいかに差をつけるか,が勝負になるわけです.
4年大へTransferする頃には殆どのGeneral studyを終えているわけで,4年大では自分の好きなMajorに集中できるわけだから,これを本気で楽しまないなんて勿体ない,と.もっともです.しかし自分が望む大学でそれをする為には,教授との人間関係や,大学探し,Applyの方法にしてもよりPoliticalにならなければならない,ということです.周りと同じ事をして,同じ評価をもらい,同じ印象を与えるだけではだめなんです.常に一歩先を行き,より多くをこなし,より強くて良い印象を与えるように心がけ,そして評価が上がって来たら,それを利用してまた新たな自分の地位を築き上げて行く.まったくもって,今の自分が考え実践している事と同じものでした.それをあのような場で聞けるとは願っても無い話.自分の立ち位置は間違っていなかったと,改めて思った次第でした.この後,軽く解散前の全体でのまとめがあり,各々のCollegeへと帰って行きました.
Honor Societyに所属していると,このように普通に留学しているだけでは縁のない事が体験できます.CypressのCampusには他にも多数のClubがあり,その内Physics and Engineering ClubとInternational Club,そしてこのAlpha Gamma Sigma Societyに所属していますが,それぞれに違った面白さがあります.
留学をするというと,それだけで一大事だったのも今は昔.私見ですが,College程度だと勉強する事の内容そのものは日本とさして変わらず,英語力もさして必要ありません.となると,どこか他のところで留学をしている事のメリットを見出さねばならないのです.Club activities,Campus jobs,VolunteerやTutoringと挙げればキリがないほど,勉強以外に沢山の経験を積む機会がCampusにはあります.それらをいかに上手に利用していくかというのが今Semesterの僕のテーマでもあります.



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MITへ行くには

  • 2007/07/26(木) 19:20:43

MITやtransfer、SATというワードで飛んで来る方が結構いらっしゃるのですが、ブログのタイトルの割に留学MITに関する記事が少なくて、どうもそういう情報を期待して来られた方に申し訳ないので少しまとまった事を書いてみます。
ただどうしても最初に書いておかなければならないのは、ここに書いてある情報を信用してはいけない、ということです。留学を取り巻く状況は常に変化し続けています。学校のカウンセラーですらあてにならない程に。ネットにもいろんな情報が転がってますが、総ては参考にしかなりません。当事者に確認するのが一番確実です。じゃぁ書かなくてもいいじゃんと言われればそれまでですが、現時点で自分が持っている情報を公開する事で、それが正しいのか間違っているのか、第三者の目に触れる事である意味での確認にもなりますし、もし変わっているのならそれはそれで変わっているという事実を知るきっかけにもなります。また、多くの日本に住んでいる方にとって留学や、アメリカ大学の編入(Transfer)制度というのは慣れないものであると思います。それを少しでも説明する事で、そのAdvantageを活かしていただければ、と思う次第です。なのでMITに限らず、留学に関する事柄を少しずつ書き貯めて行くつもりでカテゴリ化いたしました。

前置きが長くなってしまいましたが、今回はMITへのTransferについて少し書いてみたいと思います。MITへ入る手段の一つとして、まずは入学の容易な2年制のCollegeへ入学しある程度の単位を修得して後、MITTransferするという道があります。このやり方のメリットは高卒の資格を持つか、18歳以上であればとりあえず直ぐにCollegeに入れるところでしょう。一般的に2年制のCollegeの学費は4年制大学のそれとは比較にならない程安いというのもあります。また、仮に気が変わって他の大学に行きたくなった場合にも、Transfer先を変えるだけでよいのでFlexibleです。
Collegeで経費を抑えて安くで単位を修得して、それをMITにTransferするというのは一見非常に理にかなっているように思えますが、当然、同じような事を考えている人は沢山居る訳で、実際のTransfer成功率というのを考えなければなりません。MITのWeb siteにあるように、毎年MITへのTransferに成功するのは一ケタから多くても十数人だけです。更にTransferにはいくつもの条件がつきます。Collegeに2 semester以上在籍していること、MITの要求する単位(MITのWeb siteによると1年以上のCulculsかそれ以上のMathは必須、それ以外にCalculus-based physics, Chemistry, and Biologyなどの幅広い分野で取れるだけ単位を取っておくのが良いとされています)を修得していることなどです。Transferの時にSAT II Math and Physics and TOEFL or SAT(English)のスコア提出を求められますが、基本的にこれらのスコアの下限は無いようです。ついでにGPAについての下限もありません。唯一TOEFLについてはMITではなく、ビザの関係で577必要ですが。SATも下限は無いのですが、MITのWeb siteにあるように志願者のスコアは最低700あるとみていいようです。更に、International Studentsに対する最大の条件として、Fallしか願書の受付を行っていない、というのがあります。
以上の事をまとめると、CollegeからMITへTransferするためには、最低1年以上在籍した上で、FallにSAT II and TOEFL or SATのスコアと共に願書を出して、受かるのを祈る……というのがMITへの道、という事になります。最短のコースを考えると、FallにCollegeへと入学、翌年の1月までにSAT,TOEFL取得、そしてApplyということになります。MITのTransfer studentsへの対応を見ていて思うのは、受け入れ人数の少なさはありますが、こうして見ると割とハッキリとした道があるのはMITを目指す者としては幸いです。また、学力はもちろん大事ですが、時期というのもよく考えておかないといけないな、と感じます。
以上手短かですが、CollegeからMITへTransferする方法についてでした。細かい部分をいくらか端折ってるので、多少わかりにくいところがありますが、だいたいこんなものだということでご容赦くださいませ。



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